告知の仕方なのですが、よく、
「あなたはこういう個性(性格)を持っているんだよ」
というような伝え方をする医師や親御さんもいらっしゃるようですが、そういうクッションのある説明じゃアスペっ子にはあまり意味がないと思います。
性格なら自分の努力や経験で変われる可能性がある→変われない自分は駄目人間・・・・となってはどうしようもない。
そうじゃなくて、努力でどうにもならないから「障害」なわけで、そこのところを強調してもらわない限り、もし自分なら告知されても意味がなかったと思います。
だって「そういう個性(性格)」であることぐらい、本人はとっくにわかったうえで悩んでいるわけですし。
壊れるまでには無謀な努力を既にさんざん重ねていますし。
アスペっ子の脳特性を考えたら、告知に「障害」のワードは外せないと思います。
「アスペルガー」という障害名も。
「個性」「性格」などの言葉をクッションに挟まれると、かえって理解の邪魔になります。
障害は障害であって、個性とはまったく似て非なるもの。
自滅の可能性を秘めている、凶器となりうるもの。
(医師はそこまで言わないでしょうけど、実際そうです)
大丈夫、自分でいろいろ調べますから。
アスペっ子が関心を持ったときの情報収集力は、半端ではありませんから。
ある程度大きい子には親がうだうだ悩むより、障害名を告げてあとはどんどん自分で調べさせたほうがいいように思います。
本人に合いそうな本だけ揃えておけばいいのではないでしょうか。
追記少数ながら告知が裏目に出るケースも皆無ではないようですので、あくまで一当事者の意見として受け取ってください。