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アスペっ子を育てていらっしゃる親御さんのブログもたまに拝見しています。
告知の時期に迷ってらっしゃったり、医師もまだ受け止められないから・・・と告知をしないようにすすめていたり、当事者としては正直、「うーん・・・???」ってかんじ。
私なら、早くに知らせてもらいたかったと思う。
遅くとも思春期前には絶対に。
まぁそれぞれ凸凹部分が違うので一概には言えませんが、「アスペっ子の鬼門は思春期」というように私も思春期に壊れたし、自分で特性を知っていれば防げたであろう無駄な葛藤や自己卑下もせずに済んだと思います。
そこまで自己評価が下がりまくってから「実は・・・」なんて告知されたら「なんでもっと早く知らせてくれなかったのか!」と怒って、不信状態になっていたと思います。
だって暗いトンネルを一人でさまよっているのに、親は知っていながら懐中電灯を投げてくれず上から黙って見ているだけだった。
せいぜい暗いトンネルの中にある岩や石をよけてくれただけだった。
そんなことより早く懐中電灯をくれたほうがありがたかったのに。
私ならそう受け止めます。
告知をいつにしようかなんて悩んでいる親御さんは結局、「後のフォロー」に自信がないだけではないでしょうか?
たとえ一時的に荒れても、どっしり受け止めてやれる器があるなら悩まなくていいと思うのです。
医師にも「告知は慎重に」というタイプと「思春期前には必ず」というタイプと、色々います。
私的には、後者に一票です。
知的障害のない発達障害者の宿命で、どの時点で知ったってショックは受けますよ。もちろん。
でも、だったら、早いほうがいい。
年齢を重ねれば重ねるほど、自己否定の材料は溜まってしまい、復活が困難になりますから。
私は30代後半にもなって自分で確信して検査を受けましたから、結果が出てホッとしただけですが、そのかわり心の奥にはどす黒いヘドロがびっしりとこびりついていて、今さら溶かすのは困難です。
たとえ「天地がひっくり返るぐらい大ショック」を受けても、知るのは小さければ小さい時ほど、よかったと思います。
そのほうがきっと、アスペと仲良く生きていけたような気がするのです。
性格によるかもしれませんけど・・・・。
でも、医者の意見より親の思いより、「本人の知る権利」のほうが重要だということを、私は当事者の一人として主張したいです。