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30代後半でアスペルガー症候群と診断された女性です。高知能もギフテッドもない予後不良群の一人です。
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哀しいアピールによる今の恩恵


このブログによくコメントをくれる桃翼さんにしてもCoCoさんにしても、とてもしっかりしていて、やはり療育を受けた世代は芯がしっかりしているな・・・との印象。

私の世代・・・今の40前後は、健常児という前提で育てられたから、皆と同じことができないと殴られ怒鳴られ、「情けない」と泣かれることは日常茶飯事で、不登校なんかは犯罪に近いぐらいの扱いだった。

中学で不登校になったとき私は、親に「学校に行くか、養護施設に行くか」の二択を迫られた。
学校に行かないんだったら家には置いておけないと言われたのだ。

親だけを責めることはできない。
だって子供が学校に行けない→親失格・・・つまり今の虐待親と同じように「子の養育に不適格な親」とみなされていたという時代背景もあったからね。

情緒学級はもちろん、保健室登校もフリースクールも何もなくて、あの時代は不登校→養護施設というのはけっこうよくあるパターンだった。

学校に行かないで塾なんていうのも許されなかったし、学校に行かないなら一歩も外に出るな、病欠の体裁を貫けって時代で、家で勉強なんかしていると「そんなことより学校行け!」と涙目で怒鳴られて参考書を破られたりとか、とにかく修羅場であった。
そりゃもう施設に行くしかない。

まぁそんなこんなで、障害前提でいろいろ配慮されながら育った層に比べると、情緒やらいろんなところが、ぐちゃぐちゃなのである。
大げさに言うとかろうじて自殺をまぬがれた層みたいなもんで。

多くの同胞が自殺や犯罪という形でアピールしたからこそ、一つずつ理解や制度が整ってきたのもあるし、ね・・・・。

だからアスペルガーが犯罪を起こした、誤解されていい迷惑、って取る人が多いけど、たしかに被害者のあることだからあまり大っぴらには言えないけど、歴史的に考えれば、彼らもアスペルガーの支援の歴史に大きく貢献してくれたわけで・・・・。

被害者、加害者ともに手を合わせるしかできない・・・・。

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疲弊


「お仕事は?」「していません」
「ご結婚は?」「していません」
「恋人は?」「いません」
「お友達は?」「いません」
「ご趣味は?」「とくにありません」

だんだん口調、態度ともにエリカ様のようになっていく私。

エリカ様といえば(今更だけど)あの会見はあれでしょ、ウケ狙いをはずしただけでしょ。あのギャートルズのような衣装からして変だったし。仲間内で罰ゲームでもしていたんじゃないの。わからないけど。

何の話だ。
そう、エリカ様は演技だか不貞腐れだかわからないけど、こっちは思いきり素だから困ってるって話だ。

悪意はまるでない。
雑談という定型文化に付き合わないといけない苦痛、合わせられない自分に対する嫌さ、空虚な自分と向き合わされる屈辱、素のまま生きることを許されない悔しさみたいなものが、年々私の態度を硬化させていく。

言い回しの工夫や、作り笑顔や相槌まではなんとか頑張れても、中身がこんなんだから、結局遅かれ早かれ「こいつとはコミュニケーション不可能」と判断されるし、遅かれ早かれ・・・・ならばもう、早いほうがいい。

無駄な努力をして無駄なエネルギーを使って無駄に疲れて、無駄に傷付きたくないんだわ、もう。

30過ぎて晩生とか言われるのも傷付くな。
ただ機能不全なだけなんです。

定型発達者は、世の中にはマイノリティがいるという想像力に、著しく欠けているな。

「想像力の障害」 って。

どっちがー???

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アスペ流 トラウマの再現


よく性虐待に遭ってきた方が、わざとそういう挑発をして同じ被害に遭い続けてしまうという、哀しいトラウマの再現というのがあるらしいけど、アスペの人間関係のアプローチもちょっと似ているかんじがする。

好意全開で近寄って嫌われるのはものすごく傷付くし、アスペなら多少なりとも皆、苦い経験を持っていて、臆病になりがちなのではないだろうか。
その「臆病さ」の出方は色々だろうけども・・・・。

結局、たぬちゃんが立て続けにしていることもそういうことなのかなぁ・・・と思ったり。
嫌われ叩かれるに決まっているアプローチをすれば、ほらやっぱり嫌われ叩かれたと納得できる。
最初から好かれようと思ったアプローチではないから、傷は最小限で済む。

批判された相手は同意者を募って大勢の味方がいることを確認し、安心する方向に動くに決まっている。
そんな展開は、たぬちゃんももうとっくに学習済みの筈である。
でもやっちゃう。

ただただ、傷が深いなぁ・・・・・と思う。

「本当は淋しがり屋でコミニュケーションが好き」と吐露したのがたぬちゃんの真の声だと思っている。
つらいねぇ。

なんで貴女が叩かれると、私までつらくなるんだろうか。

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哀しき自閉ファンタジー


ファンタジーといったら妖精が飛び交っているようなメルヘンチックなものを想像するかもしれないが、そんな甘いものではない(他の人のは知らないけど)。

私の自閉ファンタジーといったら、学生時代は大勢の友達に囲まれてワイワイ、成人後は結婚して可愛い子供達に囲まれて・・・という、現実に即したもの。

こんな普通に叶えられそうなことすら叶えられずファンタジー止まりという虚しさは、内言語不在(自己つっこみなし)な脳特性で乗り切ってきた。


・・・改めて言語化すると、死にたくなるほど哀しいな。

いや、実現しようともがいた時期もあったんだけどね・・・・・
でも無理だった。
動けば動くほど、現実はおかしなことになっていって、私自身もおかしくなっていった。

障害がわかった今、そんな自分を甲斐性無しと罵るのはやめておこう・・・・

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おまえにはいいところが一つもない


いろいろ言われてきたけど、過去最大級に忘れられないのはこの言葉である。
それも一人じゃなく複数に言われたことがある。

「○○だし、○○だし、○○だし、いいところが一つもない!」と。
○○部分はトラウマなので伏せる。

完全な全人格否定発言であり、なぜその場で「てめぇはどれだけ立派なんだ」と胸ぐらの一つも掴んでやらなかったのか、なぜ力なく微笑むしかできなかったのか、私はそんな自分のほうが許せなくて、いまだにフラッシュバックである。

人間、怒るときには怒らないと、魂が腐ってしまうね。

でも「本当に怒るべきこと」と「キレるほどでもないこと」の判断を、いつも誤る。

酷すぎる言葉は、咄嗟に信じられなくて、何度も脳内で反芻してしまって、怒るタイミングを逃してしまう。

そして地雷化し、関係ないところで爆発してしまうのである。
地雷を踏んだ人は、被害者である。

怒りを爆発させて、謝らせてしまってごめんなさい。
本当に私が怒りたかった奴は、過去別にいるんです。

こうしていつも、人間関係を破壊させてしまってきた、私もまた被害者。

不幸の連鎖の元となった真犯人は、いつも裁かれないという、世の中の仕組み。

 

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プロフィール
HN:Solitude
性別:女
自己紹介:正式診断済みの受動型アスペルガーです。高知能も高学歴もギフテッドもなし。セクシャリティにも問題あり。これからどうやって生きていこうか模索中。メールアドレスはxxxxsolitu★dexx★xx@ya★hoo.co.jp (★3つ取り除いてください)
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