このブログによくコメントをくれる桃翼さんにしてもCoCoさんにしても、とてもしっかりしていて、やはり療育を受けた世代は芯がしっかりしているな・・・との印象。
私の世代・・・今の40前後は、健常児という前提で育てられたから、皆と同じことができないと殴られ怒鳴られ、「情けない」と泣かれることは日常茶飯事で、不登校なんかは犯罪に近いぐらいの扱いだった。
中学で不登校になったとき私は、親に「学校に行くか、養護施設に行くか」の二択を迫られた。
学校に行かないんだったら家には置いておけないと言われたのだ。
親だけを責めることはできない。
だって子供が学校に行けない→親失格・・・つまり今の虐待親と同じように「子の養育に不適格な親」とみなされていたという時代背景もあったからね。
情緒学級はもちろん、保健室登校もフリースクールも何もなくて、あの時代は不登校→養護施設というのはけっこうよくあるパターンだった。
学校に行かないで塾なんていうのも許されなかったし、学校に行かないなら一歩も外に出るな、病欠の体裁を貫けって時代で、家で勉強なんかしていると「そんなことより学校行け!」と涙目で怒鳴られて参考書を破られたりとか、とにかく修羅場であった。
そりゃもう施設に行くしかない。
まぁそんなこんなで、障害前提でいろいろ配慮されながら育った層に比べると、情緒やらいろんなところが、ぐちゃぐちゃなのである。
大げさに言うとかろうじて自殺をまぬがれた層みたいなもんで。
多くの同胞が自殺や犯罪という形でアピールしたからこそ、一つずつ理解や制度が整ってきたのもあるし、ね・・・・。
だからアスペルガーが犯罪を起こした、誤解されていい迷惑、って取る人が多いけど、たしかに被害者のあることだからあまり大っぴらには言えないけど、歴史的に考えれば、彼らもアスペルガーの支援の歴史に大きく貢献してくれたわけで・・・・。
被害者、加害者ともに手を合わせるしかできない・・・・。