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30代後半でアスペルガー症候群と診断された女性です。高知能もギフテッドもない予後不良群の一人です。
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アスペが介護職に就きたがる理由


もちろん皆ではないけど、多くの成人アスペが一度は再就職先として介護職を考えるようだ。
私も例外ではなく・・・。

これは、現実的に消去法でいくと介護職が残るのもあるし(学歴・経験・ブランク不問)、マイノリティの痛みや不自由な方の気持ちがわかる、自分の隠れている良さが生かせるのではないかという思い、そして純粋にお役に立ちたいという気持ち。
もっと深く掘り下げると、誰かに必要とされたい欲求もあると思う。

でも残念ながら、適性的には向かないんだよね・・・。

シングルショットのシングルタスクだし、ホームヘルパーはともかくも老人施設なんか、定型発達者でも次々にメンタルを病んで辞めていくほど大変らしいし。
お年寄りの世話ではなく、異常ハードワークときつい人間関係で・・・・。
民間企業よりよっぽど、人間関係が激烈らしいですね。女の園で。

なんだろなぁ。
何でこんな一人の人間にマルチ性と過剰ワークを求めるのかな、今の日本・・・。
もっと部分的に使って分業制にすれば、職にあぶれる者も過労死する者も減るというのに。

昔のアスペさん達は、どんな仕事に就いていたのかな。

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診断後の虚脱


診断を受けた時はたしかにホッとした。
しかしまだ何ヶ月も経ってないんだけど、このごろ何か虚脱して、自閉度がきつくなってきたような気がする。

今まで努力や葛藤に費やしてきた時間が、全部無駄だったということに対する脱力感というか・・・
そもそも最初から装備されていなかった機能を必死に稼働させようともがいていた馬鹿馬鹿しさ、障害とわかった時にはもう年齢的にいろんな面でタイムリミットという現実。

よく、「努力は無駄にならない」なんて言うけれども、たとえば「全盲の人が活字を読もうと格闘するようなこと」は、やっぱり無駄を通りこしてマイナスにしかならないわけで。
発達障害者が専用マニュアルなしで頑張ると、それに近いことにしかならないんだよね・・・。
そんな超能力だのみに近いことを30年以上してきたなんて、やっぱり嗤うし、どうしようもない馬鹿馬鹿しさに襲われている今日このごろ。

「これから余生をどうするか」というところから「どうやって死ぬか」「私の人生の落としどころはどこか」というところまで、スパイラルにはまっている。


ところで先日亡くなった松本友里さん(マツケン夫人)、アイドル時代から知っているんだけど、彼女にもどうもシンパシーを感じている。

受動型は表面どんなタイプでも、芯は気弱で自己不在気味だ。
誰かに自己投影、全面依存しないと生きていけないんだよね・・・・

積極奇異型は、人格障害なのかどっちなのか判別できないんだけど(泰葉サンとか)、受動型はなんかピンとくるんだよなぁ・・・。
「受動型」も「女性」もアスペの中で少数って言われているけど、違う。発覚せず紛れているだけ。

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何を書いてもいいなんて言ってない


タイトルはMさんに向けてのものです。ココ参照
まるちゃさん、フォローありがとうございました。 
Mさんはそもそも、私が件の発言に至った背景を御存じなのだろうか。

大半の親御さんは、我が子と重ね合わせて、アスペはこういう取り方をするんだ、と勉強にしたり、反面教師にしたりするぐらいだろう。
反面教師にしてくれるのは本望である。

そういう親御さんならべつに、カテ内共存ももちろん歓迎。

でも、ちょっとアスペ当事者に「はぁ?」と思うリアクションをされたからといって、祭り上げる、集団叩きを誘導するみたいなことをされると(管理人さんの本意は別として、そういう方向に行きかけていましたから)、ちょっと当事者の一人として、黙ってはいられなかったのでした。
まぁもうご本人の意思でブログを閉じられたようですので、この話は最後に。

量子さん、拍手コメントありがとう。
「ブログは怖いから気を付けてください」
うん、このカテでは新参ですがブログ自体は早くからやっていますので知っています。

もともとこのブログでは、交流や意見交換などをしたかったわけではなく、一人自閉的に発信していくつもりだったのですが、今は一時的にコメント欄を開けています。
でも、「やっぱり駄目だこりゃ」と思ったら閉じて、また自閉的ブログに戻します。

定型の人達から見たら、そりゃ、つっこみどころ、批判どころ満載だと思いますよ。
でも、このブログでは、そういう「定型基準のつっこみ」「もっともらしい正論」に発信意欲を折られたくないのです。

しょぼいながらも自分の使命を考えたら、「アスペ予後不良サンプル一例」な、等身大の自分を発信することぐらいかなと思っているので・・・

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人間の裏表


アスペの数少ない美点は、あまり裏表がないことだと思う。

たとえばたぬちゃん(何度も名前出してすいません)が、訪問者からのバッシングに遭ったからといって、自演キャラを立てて我が身を庇うということは、まずしないであろうと思われる。

私も、そういうことはしない。
針ねずみのように全身に針を立てる、不器用な自分の守り方しかできない。

昨日下記事のリンク先でいろいろあったのよね、知ってる人は知っていると思うけど・・・
既に削除されているけど・・・

まぁ、私や他のアスペさん達を罵倒していた「猫の手」って人に対してはべつに腹も立たなかったけど(ああいう低レベルな誹謗中傷にはさすがに動じない)、逆にその「猫の手」を叩き返していた人・・・ご主人がアスペで支援活動をされている方のセリフのほうがショックだった。(今はその方のコメントも削除されています)

結局、支援に携わってくれている人達も、内心では「関わりたくねー」と思っているんだなぁと・・・。

引きこもりを経た成人アスペが、外で関わる人間って、おもに支援してくださる方々が中心だと思うんだけど、その人達の笑顔を素直に信じたら、馬鹿を見ることになるんだろうか。

まぁ定型発達者=バランスの取れた人格者だとは前から思っていなかったけど、昨日改めてそれを痛感した。

やっぱり所詮、脳がマジョリティかマイノリティかの差・・・いろんな顔を自在に使い分ける器用さがあるかないかの差なんだよね。

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ところ変われば常識も変わる


「あんな人(私)と関わって、大変でしたね
「あの人(私)と一緒に行ったんですか。お疲れ様でした(含みあり)」
「(私に)絡まれて、可哀想~(苦笑)」

定型同士のこのような共感的やり取りは、罵倒と同レベル、いやもしかしたらそれよりもっとヘビーな傷となって、私の心に蓄積していった。
大人になってからの心の傷は、こういうもののほうが多い。

悪意なんてまったくないのに、なんで少数派だというだけでそういう言われ方をされなきゃなんないのか。
言われたほうはどんな気持ちがすると思っているのか。
本人に直接向けなきゃ、傷つかないとでも思っているのか。

でも、そんな叫びは、どこにも出すことができない。
なぜなら大半に理解してもらえないマイノリティだから。


アスペっ子を育てていらっしゃる親御さんがアスペカテに登録しているのが悪いとは言わないけれども、定型の親御さん同士で、アスペの人をさして上と似たような会話が交わされていると、やはり「どこのカテ内で言ってんだ」と憤りを感じてしまう。

まぁそういうこと・・・・

昨夜、迷った挙句にらんどせるさんの記事にコメントした。
奥さんやお子さんが味わっているものを体感したという意味で、今回のことは意義があったと思うし、そう受け止めてもらえたらと思っている。

「やっぱりアスペの奴らは理解不能」
というところに着地されるんじゃ、今回の出来事は意味がない。

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プロフィール
HN:Solitude
性別:女
自己紹介:正式診断済みの受動型アスペルガーです。高知能も高学歴もギフテッドもなし。セクシャリティにも問題あり。これからどうやって生きていこうか模索中。メールアドレスはxxxxsolitu★dexx★xx@ya★hoo.co.jp (★3つ取り除いてください)
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